Claude Lévi-Strauss

クロード・レヴィ＝ストロースがついに亡くなった。去年11月に100歳の誕生日を迎えたところらしいので享年101歳か。

10月30日に亡くなり11月3日に公表されたということだが、ちょうど11月3日のサガの授業で構造主義の話になり、トルヴィがレヴィ＝ストロースは100歳を超えてまだ生きてるけどね、と言ったばかりだったのでタイミングに驚いた。
授業の内容は『エイルビュッギャ・サガ（エイルの人びとのサガ）』の物語構造を、中心人物スノッリ・ゴジの行動心理に『ハムレット』の父子モデルを適用して説明するという解釈。
詳しくは以下の学会論文を参照。第13回国際サガ学会のHPでも見られる。
≫ Torfi H. Tulinius . “Is Snorri goði an Icelandic Hamlet? : On dead fathers and problematic chieftainship in Eyrbyggja saga”, The fantastic in Old Norse/Icelandic literature. Sagas and the British isles : preprint papers of The 13th International Saga Conference Durham and York, 6th-12th August, 2006, eds. John McKinnell, David Ashurst and Donata Kick, s. 961-970.

ここで応用されている物語論Narratologyの入門に最適とトルヴィが紹介してくれたのが以下のサイト。
General Introduction to Narratology

言語の問題ではなくこれまでで一番議論に付いていけない回だった。