2012-03-31

PhD and postdoc fellowships(アイスランド大学で中世学のポスドク・ドクター助成公募)

アイスランド大学の「人文学研究所」(そんなものどこにあったのだろう…)というところで、博士課程学生以上を対象に研究助成の募集が出ている。
PhD and postdoc fellowships

2012-02-21

Bækur til sölu hjá Árnastofnun

アールニ・マグヌースソン研究所が先週末、突然ブックセールをしていた。どうやら研究所が出版した本の在庫整理をしたかったらしい。その値引きの仕方がすごかった。
  • Samtíðarsögur: The Contemporary Sagas. 2 vols. Akureyri, 1994.
  • Þorleifur Hauksson, ed. Árna saga biskups. 1972
  • Lárus H. Blöndal. Um uppruna Sverrissögu. Rit Árnastofnunar. 1982.
  • Þormóðsson, Eiríkur, & Guðrún Ása Grímsdóttir, eds. Oddaannálar og Oddverjaannáll. 2003.
  • Sverrir Tómasson. Formálar íslenskra sagnaritara á miðöldum. 1988.
これ全部でたったの4,800kr (3,000円くらい)。ホントにいいのか…?全部それなりに厚い研究書とかテクストのエディションなんだけど…。
送料が高いからもう本は買わないようにしようと思っていたのに、つい買ってしまった。

とくに Þorleifur Hauksson, ed. Árna saga biskups は『司教アールニのサガ』のText-critical edition で、これから日本で博論を書くときに重宝しそう。

ところで、Text-critical editionて日本語でなんていうのだろう?
写本に忠実に文字起こししたテキストで、異写本との違いとかの情報も脚注に保存されているエディションのことなのだが。校訂版?
日本でまったく古文書学にふれておらず、アイスランドで初めて勉強したので日本語との対応がよく分からない。

Gripla

知らぬ間に Gripla がオンラインで入手可能になっている…!
Gripla at Árnastofnun
(※2013/10/03リンク先変更)
 
Gripla はアイスランドのアールニ・マグヌースソン研究所が発行している機関誌。
ウェブページの説明には、vol.XV - XIX のみPDFでのダウンロードが可能と書いてあるのだが、vol.XX(2009)もダウンロードできた。XXI(2010)以降はまだ目次が見られるだけだが、順次ダウンロード可になってゆくのだろうか。

2012-02-16

Diplomatarium Islandicum online

ウォーキング中。
便利すぎるものを見つけた。 
Diplomatarium Islandicum, vol.1

通称 DI = Diplomatarium Islandicum: Íslenzkt fornbréfasafn. 16 vols. Kaupmannahöfn & Reykjavík, 1857-1952. のテキストをウェブ上で見られる上に、1ページずつだがPDF他でダウンロードもできる。

2011-11-23

Viking & Medieval Norse Studiesのプロモーション



Medieval Icelandic Studies の後継コース、Viking& Medieval Norse Studies(2年間のMAプログラム)のプロモーションビデオがYouTubeにアップされた。
たどたどしい自分の英語インタビューはすこし抹消したいが、コースの特長をよくあらわした良い動画なので、宣伝したい。

ほかの子たちが言っているように、マニュスクリプトに自分で触って読みかたを習える機会はとてもエキサイティングである。
「北欧学界のロックスター」のような名の知れた学者たちと一緒に毎日コーヒーを囲むという経験もまた、エキサイティングにちがいない。
トルヴィ (Torfi Tulinius) やヘルギ (Helgi Þorláksson) をファースト・ネームで呼ぶのには、当初かなり抵抗を覚えたけど。


前にもコースの紹介を書いた。2012年からついに始動する。

2011-07-26

International Medieval Congress in Leeds 2011

2011年7月11日〜14日、英国リーズで毎年開催される国際中世学会で発表をしてきた。

もう来ることは無いかもしれないと思ったので、自分の発表日だけではなくフル参加した(夏休みだし)。
ただ、気合いの入った参加記などを書こうとすると時間がいくらあっても足りないので、写真だけでものせておこうとおもう。
ボディントン・ホール(メイン会場)

2011-07-20

研究補助ツール

自分の使っているパソコンのアプリケーションについて他人に宣伝したことはあまりない。聞かれれば紹介するけど、自分はコンピュータにもネットにも精通しているわけではないし、どんな「ツール」を便利だと感じるかは個人差が激しいものなので。

ただ、最近はあまりに便利なツールが無料で転がっていて、じつはそういうツールを使おうとすると、抽象的な使用法説明よりも実際の「使用例」のほうがよっぽど役に立つことに気づいた。 
けっきょく、実際にしばらく使ってみなければ、自分に合っているのかどうかなんてわからないので、最初は誰かのやり方をそっくり真似してみて、慣れてきたら自分の好みに合わせてカスタマイズしてゆく、というやりかたが近道なのだと思う。

というわけで、「使用例」がたくさんあったほうが誰かの役に立つかもしれないので、少し自分の場合を紹介したい。

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