2011-03-26

Themes in Icelandic Archaeology - Gavin Lucas

気づけば前回の投稿から2ヶ月も経っていた。

まず、東日本大震災によって亡くなられた数多くの方々のご冥福を、心よりお祈りいたします。
海外という安全圏にいる身で、大切な人、家や財産、思い出をなくされた方々、今も苦しい状況で闘っている方々へ掛けるべき言葉もありませんが、ただただ一日も早く、平穏が戻ることを願っています。

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「アイスランド考古学の諸問題」

ゲヴィン・ルーカスというイギリス出身の考古学者が講師。
授業は英語だが、奥さんはアイスランド人で在氷歴も長いので、アイスランド語はふつうに話せるようだ。
生徒も5〜6人(すべて女性)で、私ともう一人のアメリカ人以外はアイスランド人だったので、ディスカッションなんかでは時々アイスランド語も飛び交っていた。

スカンディナヴィア考古学は有名だし従事者も多いが、「アイスランド考古学」とはどんなものなのだろう、と思って取ってみた。
授業のトピックは以下の通り。

1. 概説
2. 考古学と歴史学(事例:アイスランド植民の年代同定)
3. ナショナリズムと民族性(事例:アイスランド人の起源)
4. 理論的傾向(事例:環境考古学)
5. 考古学と民族/民俗学
6. 考古学の組織化
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