2010-04-22

sumardagurinn fyrsti

夏の最初の日
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今日は「夏の最初の日」で、法定祝日。
ユリウス暦導入以前の旧暦で、夏の始まりとされた月「ハルパ Harpa」の朔日だそうだ。

中世にも春・秋の言葉は使われていたものの、季節の区分で大きいのは夏と冬。
法に定められていたわけではないが、人々は夏の始まりを、1年の始まりと考えていたらしい。
人間や家畜の年齢も、「年 ár」ではなく「冬 vetr」で数えられる。
それゆえ、夏の始まりはお祭りだった。
ユール(クリスマス)と同じように祝宴が開かれ、贈り物も交換された。
Árni Björnsson „Af hverju er sumardagurinn fyrsti haldinn hátíðlegur?“, Vísindavefurinn 20.4.2006.

ちなみに旧暦の月名は以下の通り。
  • harpa :夏の初日/夏の第1週の木曜から (19. – 25. apríl)
  • skerpla :夏の第5週の土曜から (19. – 25. maí)
  • sólmánuður :夏の第9週の月曜から (18. – 24. júní)
  • heyannir :7月23日—30日のあいだの日曜から
  • tvímánuður :夏の第18週の火曜から (22. – 29. ágúst)
  • haustmánuður :夏の第23週の木曜から (20. – 26. september)
  • gormánuður :冬の初日/冬の第1週の土曜から (21. – 28. október)
  • ýlir :冬の第5週の月曜から (20. – 27. nóvember)
  • mörsugur :冬の第9週の水曜から (20. – 27. desember)
  • þorri :冬の第13週の金曜から (19. – 26. janúar)
  • góa :冬の第18週の日曜から (18. – 25. febrúar)
  • einmánuður :冬の第22週の火曜から (20. – 26. mars)
    Terry Gunnell og Eyja Margrét Brynjarsdóttir. „Hvaða mánaðanöfn voru notuð samkvæmt gamla íslenska tímatalinu og yfir hvaða tímabil náðu þau?“. Vísindavefurinn 14.11.2000.(checked 22.4.2010).

    とはいえヴァリエーションは多いし、キリスト教化以前の暦については史料も少なく、分からないことも多いようだ。

    大学の授業も先週で終わり(MISには5月に一週間の集中講義があるが)、 あとはテストと課題提出を終えれば夏休みに入る。
    そうはいっても、気温0℃で「夏の始まり」といわれてもなかなか実感が沸かない。

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