夏! |
授業も終わり、いよいよ本格的に修士論文に取り組まなければならないのだが、いろいろと雑事が多くてなかなか進まない。論文執筆のたった3ヶ月のためにも滞在許可証の更新が必要とか、本当に勘弁してほしい。
そして『ヨーンスボーク』がなかなか読み進められない。今までサガばかり読んできたツケが…。
それでも最近(2010年12月)、英訳が(何故かドイツで)刊行されたので、大分状況はマシになった。
»The Laws of Later Iceland: Jónsbók: The Icelandic Text According to MS AM 351 fol. Skálholtsbók eldri. With an English Translation, Introduction and Notes by Jana K. Schulman (Bibliotheca Germanica Series Nova, Vol.4). Saarbrücken: AQ-Verlag. 2010.
出版社のHPで12頁までプレビューできる。
これは見開きの左側に原文テクスト、右側に英訳という対訳形式なので初学者にも親切。
ただ、テクストが Diplomatic level(略字の展開を斜体で表すなど、写本の特徴を残した表記)なので、写本のトランスクリプションをやったことのない人にはちょっと取っつきにくいかも知れない。
自分もパレオグラフィはこちらに来てから勉強したので、Diplomatic levelなどの用語を日本語でなんと言うのか全然わからない。
『西洋中世学入門』くらいは持ってくるべきだった。
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